北川です。
日本から遠く遠く離れた異国の地、
トルコのイスタンブールに降り立ちました。
肌寒い空気を感じながら、このメールを書いてます。
今日のテーマは、「お金と遊び」です。
人は、暮らした環境によって
人格や価値観に大きな影響を及ぼします。
私たち日本人は、日本という国で育ち、
幼少時より日本人に囲まれて、日本文化の
中で暮らしてきたので、心の深い部分で
「日本人としての価値観」をもっています。
それは、恥を感じる心だったり、
礼儀正しさだったり、
集団を重んじることだったり、
そういった日本人らしさというものが
あるし、海外に行くと特に感じます。
今、私がいるトルコの人々は
元々はモンゴリアンで、
東に行ったのが日本人となり、
西に行ったのがトルコ人になった
と言われていて、遠い祖先は
つながっているそうです。
なので、共通する部分もあるのですが、
やはり暮らしや、宗教や、文化が違うので、
明らかに日本人とは違う考えを持って
いる部分もあります。
このメルマガはお金を稼いで自由に
なりたい人を対象としてますので、
特にお金の価値観という部分に
ついて話すと、
日本人は貯蓄を大事にしますが、
トルコ人は持っているものは
全部使ってしまい、さらにはクレジット枠
も限界まで使い切るするような、アメリカ人
に近いお金の使い方をします。
「宵越しの金は持たない」
「使えるものは全部使って、
どうするかは後で考える」
そんな感じなので、いつも貯金はゼロかマイナス。
あれば全部使ってしまうそうです。
こういった刹那的な生き方は楽しいけど、
稼いで、貯めて、資産に変えるという
ことをしないと、永久に労働から抜けられない
ので、お金について学ぶほどに、この生き方は
マズいということが分かります。
我慢ばっかりではつまらないので、時には
贅沢してもいいですが、収入の10〜20%の
範囲内にしておいた方がよいと思います。
私は、人生を楽しむために世界を旅してますが、
常に収入の範囲内の余ったお金を使っている
だけで、赤字になるまで使ったりしてません。
トルコの話に戻りますと、
貯金ゼロ、借金まみれでどう生活するんだ
ろうと思って聞いてみたのですが、
お金持っている人が支払いは全部する
のが当たり前という価値観があって、
払う方もそれで良いと思っているみたいなので、
お金がなくても、親族や友人に助けてもらって
なんとか生きていけるみたいです。
1つ前のメルマガで書いたことについて、
「アリとキリギリスで言ったら
キリギリスってどういう意味ですか?」
ってコメントを貰ったのですが、
アリは将来のために
真面目に働いて、コツコツと蓄えをし、
一方、キリギリスは遊んでばっかりで
蓄えゼロ、そのせいで冬になったら
飢え死にしてしまうという童話なのですが、
実際には、遊び人のキリギリスは働きアリから
分け前をもらって生き延びているというわけです。
この童話は国によってエンディングが違ってて、
日本では飢え死にしますが、アリに助けてもらって
キリギリスは改心するという終わり方もあるらしいです。
アテンドしてくれたトルコ人も、
昔はおじさんのお金で遊びほうけてた
そうなのですが、亡くなってからは
自分でどうにかしなければと
ようやく気づき、今は仕事をがんばって
やるようになったと言ってました。
これまた個人的な考えですが、
収入が低いうちは必死になって
稼ぎを増やす努力が必要ですが、
年収2000万以上になったら、
仕事ばっかりしてないで、
色んな冒険をして人生楽しんだ方が
エキサイティングに生きられると思います。
北川
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