北川です。
ギリシャは財政破綻し、ギリシャショック
をひきおこして、大問題になった国です。
国が破綻すると、どうなるのか?
現地に来て、自分の目で見てきた
その様子をレポートします。
先に行っておきますが、私は経済学者では
ないので小難しい理屈や、指標なんて知りません。
ただ、自分の目で見て、肌で感じて、
現地に住む人の話を聞いたことをシェアしている
だけだということを理解した上で、読んで下さい。
ギリシャは破綻した後、どうなったのか?
まず、借金を返済しないといけないので、
税金が増えました。消費税、固定資産税
など様々なところで増税してます。
また、年金は半額になりました。
昔は2400ユーロだったのが、
今は1100ユーロになってしまい、
孫にお小遣いもあげられないと、
困っているそうです。
※ギリシャの文化として、年寄りが
若者を経済的に援助するという
風潮があるみたいです。
税金や年金だけの問題ではありません。
失業率は40%にものぼり、
やることがないので昼間はカフェで
コーヒーを飲んで、周りの人と雑談し
時間をつぶしている人が大量にいます。
特に、若者の失業が多いです。
もっとひどいことは、ギリシャは、
政治家になるためにロビー活動や、
わいろで票を得ようとします。
そして、当選したら、サポートしてくれた人を
公務員にして手厚い給料を払うので、
今、ギリシャでは5人のうち3人の公務員は
全くの不要、何もしてないでお金をもらっている
ような人ばかりなのです。
しかも、年金は下がっても、公務員の給料は
下がっていません。。。。
わいろ、汚職、天下り、癒着、
こういった不正がはびこる政府を
国民は信用する訳がなく、
あらゆるところでストライキが起き、
交通機関はもちろん、学校の先生や、
生徒までストライキをしてるそうです。
(このせいでまともに授業も受けられず、
学校ではなく、塾での勉強が中心らしいです)
国民の信用を失い、国の力が弱くなると、
海外からの移民、難民を
止めることができません。
フランス、ドイツ、イタリアから追い出され、
行き場を失った、貧しいアラブ人、イスラム人、
中国人が彷徨ったあげくにギリシャに来ます。
こういった無法者たちが住み着いた
エリアは治安がどんどん悪くなり、
窃盗や犯罪が多発するようになります。
昔は高級住宅街だったエリアも、
アラブ、イスラム、中国の人が住む
ようになると、ギリシャ人は危なくて
住めなくなってしまうのです。
このせいで、高級住宅だったエリアの不動産価格
は暴落し、お金持ちの資産が激減します。
物件を売るにしても、二束三文にしかならず、
何年も売り出しているのに、買い手も見つから
ない物件が今は沢山あります。
もはや、管理することもできなくなって
ボロボロの外観のままほったらかしに
されている家も多くある状態になってます。
と、経済破綻した国は、こんな風になってました。
しかし、不思議とギリシャの人は悲壮感
があまり漂ってません。
失業率40%なのに、自殺率は
日本の10分の1以下です。
陽気で、元々が仕事より遊び中心の人たち
なので、お金がなくてもどうにかなると
楽観的な人も多く、夜の繁華街は人でにぎわい、
バーやクラブは元気いっぱいでした。
次回は、楽しいギリシャの話をします。
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