人は無力になり、分業システムを
使う事で発展してきました。
今、私たちが快適な家に住み、
季節に合わせた服を着て
肉も魚も野菜も食べることができる
その中で自力で手に入る
ものはほとんどないです。
住む場所は建築会社に作ってもらい
服はデザイナーに作ってもらい、
食べ物はさばかれて小分けになった
ものをスーパーで買って、
自分だけで手に入れているもの
なんてほとんどなく、
生活の大半を他の人たちに
依存しています。
そのおかげで豊かな
暮らしができているのです。
昔の人は自給自足で生活して
いましたが、それではあまりにも
効率が悪いので、
狩りが得意な人は肉をとり
釣りが得意な人は魚をとり
得意分野を分担して、
それぞれが持っているものを
交換する事で豊かになりました。
近代でも会社は組織を作り、
営業、経理、システムなど、
仕事を分業してビジネスを
大きくしていきました。
人類の文明の進化は
分業して個々は無力になる事で
進んでいったのです。
そこからいいたいのは、
すべてをできる必要はない、
苦手な事は避けていいんだ
ということです。
不得手な事や、苦手な事を
無理にやる必要はないのです。
一人では無力であっていい、
それを認めて、得意な事だけ、
好きなことをやって、
その分野で周りの役にたてれば
それでいいのです。
アダムスミスは
「豊かさの秘訣は分業にある」
という言葉を残しました。
昔は会社を作って組織化することで
分業をすすめていきましたが、
今の時代はインターネットがあり、
あらゆる人と自宅にいながら
つながれる時代が到来しています。
組織を作らなくても、
自分の変わりにやってくれる人を
簡単に見つけることができます。
私は従業員を抱えていませんが、
ビジネスでも、投資でも、
一人でやっているわけではなく、
作業を分担しバーチャルのチーム
を作り、苦手な事できない事はすべて任せて、
自分は得意な事だけをしています。
それが、現代の時代の働き方
だと思うのです。
我慢して不得手なことをやらない
無力になり分業する事です。
得意なことだけやればいい
それが豊かさを生み出します。
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