北川です。
今日のコンテンツは、
「速い脳と遅い脳」です。
人は、何か意思決定するとき、
直感的、感情的にとらえる「速い脳」
論理的、理性的にとらえる「遅い脳」
の2つを持っています。
速い脳は、見た瞬間に突発的に
現れる自動的な思考で、
逆に、遅い脳はじっくり考える
ので脳が疲れます。
そして、人が生活の中で活動
しているのは、ほとんどの場合が
早い脳でそのせいで間違った決断を
往々にして下しています。
たとえば、飛行機事故で多大な
被害が出たとします。
これを見て「飛行機は危険だ」
と速い脳は思い、乗るのを避けて
しまうかもしれません。
しかし、実際には飛行機よりも
車に乗る方が圧倒的に事故率が高いです。
こういったことを速い脳は考えられません。
冷静にデータで考えられるのは
遅い脳のほうなのです。
遅い脳がもっと活躍してくれれば
いいのですが、残念ながら
遅い脳はかなりの怠け者で
必要以上の努力を取りません。
そのせいで様々なバイアスがかかり
間違った決断をすることがよく起こります。
たとえば、
ハロー効果
仮に全く同じ発言をしたとしても、
自信たっぷりの美男(美女)が
演出された会場で話すと、
より多くの賛同が得られる
たとえば、
カラーバス効果
赤い色を意識していると赤いものばかりが
目につくようになる。
子供が生まれると、街中でも子供ばかりが
目に入るようになる。
実際には、赤いものも、子供も
前からずっと同じだけあったけど
意識から外れてただけ。
などなど、他にも直感、感情でとらえる
速い脳は多数のエラーを引き起こします。
今の複雑な世の中は、速い脳だけで
対応できるほど簡単な時代ではありません。
間違った決断をしないために、
自分の思考をできるだけ遅い脳
で考えられるようにすると、
正しい判断ができるようになりますね。
北川賢一様
確かに感性は、早い脳だと思います。
自分自身も反応は速いと思いますが、拙速に終わる事が多いです。
かなり、緊急の用件でも、一度深呼吸して、状況を分析する事が
必要かも知れません。
私は、早い脳ばかりが大活躍してます。
思い付きですぐ行動してしまい
後悔することが多々あります。
細かい反省などもあまりしないので
繰り返し失敗してしまいます。
遅い脳の存在を意識的に頭に置き
冷静に行動していこうと思いました。
為になる話をありがとうございました。