4日目の朝。
大草原での朝食です。
その後、モンゴルで有名な3大スポーツの大会をしました。
1つ目は、競馬
これは、参加自由なのですが、
例年は子供が参加するそうです。
モンゴルは3歳くらいの子供でも、馬に乗ります。
こんな感じです・・・
そして、なんとこれが尋常じゃ無く速くて、
毎年、参加者は誰もちびっこには勝てないそうです。
でも、今年は子供は参加しなくて、
大人だけの大会になりました。
馬に乗るのはかなり慣れてきたので、
開催前、大丈夫だろうと私はちょっと甘く見ていました。
しかし、スタートの合図が鳴った瞬間、
私はパニックになりました。
走るスピードが今までの比じゃないのです。
飛ぶように疾走していた
と思っていたのが、実はまだ先のレベルがあって、
全速力はびびるくらい速いです。
開始直後から一気に全速力になり、あまりのスピードと振動で
何度か「落馬して死ぬかも」と本気で思いました。
とにかく振り落とされないように必死です。
おかげで、しがみついてた腕が次の日筋肉痛になりました・・・
しかし、ある瞬間、ふと顔をあげて周りの景色を見ると、
「景色が溶けていく」ようなすごい感覚になり、
なんだこれはと感動したのを覚えています。
2つ目の競技は、モンゴル相撲です。
1人1人、対戦相手がコールされていくのですが、
私の相手は、一番マッチョでガタイがいい人でした・・・
周りからも「ご愁傷さま」な歓声が・・・
モンゴル相撲は特にルールとかも無く、とにかく転ばせたら勝ち
というとてもワイルドな競技です。
試合が開始して、つかみ合うまではがんばってたのですが
その後は何が起こったのか分からないまま、回転して転ばされていました・笑
モンゴル相撲の写真
※日本人の顔は塗りつぶしています。
3つ目は、弓です。
これはどこまで遠くに飛ばせるかという競技です。
あっという間に終わりました。
最後に、落ちているものを馬で走ったまま拾う
という技を見せてくれました。
競馬とモンゴル相撲はすごく印象深かったのですが、
何より思ったのは、「モンゴルの遊牧民は戦士」だということです。
日々の生活の中で鍛え抜かれた肉体は日本の参加者とは
比べ物になりません。
また、ヨーロッパの旅でクラブやレイブに参加した時、
マッチョで高身長な白人たちを見て、かなりコンプレックスを
感じましたが、今回モンゴル人を「アジア人の希望」を感じました。
遊牧民の人は、身長は小さいです。
でも、体つきは決して白人に負けていません。
むしろ、普通の白人よりも遥かに勝っています。
ヨーロッパにいた時は、「人種だし、これは勝てない」と
みんな話していましたが、モンゴルの戦士たちを見てそんなの関係無いなと思いました。
北川賢一
コメントを残す