北川です。
今日は、ビジネスのテーマで
私が考えるビジネスの視点をお届けします。
今、ビジネス空間には
「見える世界」と、「見えない世界」
の2つが存在しています。
見える世界というのは、
昔ながらの製造業とか、
物質が存在するビジネス。
見えない世界というのは、
実物がないサイバー世界
インターネット上のビジネスです。
そして、今はかつては見える世界で
行われていたことも、見えない世界へ
と次々に移行しつつあります。
たとえば、少し前に話題になった
大学予備校。
今の予備校は見える世界で
ビルの中で机を並べて、
人が集まり、同じ場所で
学ぶというのは古くて、
インターネット上で動画配信し、
パソコンやiPadで好きな時に、
好きな場所で学べるサイバー世界
の授業が主流です。
「今でしょ!」で話題になった先生
がいる予備校は、他に先駆けて
授業をビデオ配信して成功した
サイバー世界の予備校です。
予備校や塾だけでなく、
今では自宅で学んでMBAまで取れる
サイバー大学まである時代になっています。
それだけではなく、
近年、上場する会社の半数以上が
サイバー世界のビジネス、つまり、
インターネットを活用したビジネスです。
このように、見える世界よりも
見えない世界の方がますます勢力が
大きくなり、メインストリームへ
変化が始まったどころではなく、
もうすでに変化してしまってます。
そして、今の社会の中には、
見えない世界に子供の頃から
ずっと接しているためにサイバー世界を
すごくよくわかっている若い人と、
偏見や、苦手意識で避け続けたせいで
サイバー世界を全くわかっていない年配の人
この2つに分かれてしまってます。
日本を代表するコンサルタントの
大前研一さんは
「新入社員に古い人が、これまでの仕事の
やり方を教えるのではダメだ。
新しく入ってきた人が仕事のやり方を
古い人に教えるくらいの転換が必要」
とまで言ってます。
このような状況において、
このまま取り残されるか、
それとも素直に学べるかで、
自分の食い扶持を守れるか、
明るい未来を作れるかの
分岐点になっていくのでしょうね。
自分が知らない新しいものはどうしても
ネガティブな目で見てしまいがちですが、
そこをオープンな心で関心を持ち
知ってみようとするのが大事だと思います。
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