日本では知っている人がほとんどいないであろう、
ヨーロッパの小さな国、アンドラへ行きました。
この国はタックスヘイブン、無税の国で、消費税なし
所得税もゼロです。
もともとキリストの教会と深い関わりが
あった場所らしく、その手の教会の隠し金も
かつては流れていたらしい、という歴史があります。
アンドラは、フランスとスペインの間にある、
ピレネー山脈の麓の小さな国です。
ここは飛行機が飛んでいません。
なので、入国手段は陸路のみになります。
フランスからも、スペインからも入れるのですが、
私達はバルセロナにいたので、スペインのバルセロナ駅から
バスでアンドラ公国へ向かいました。
この記事の目次
アンドラってどんな所?山の間の不思議な国の町並み
翌日は、アンドラの市街を探索しました。
6月に来ましたが、まだ風は冷たく、肌寒いです。
冬はスキーが人気で観光客がたくさん訪れるそうで、
山脈の合間にある国で、大自然が広がっています。
市街には数100年以上前からある歴史的な建物が多数残っており、
ヨーロッパの歴史を感じることができます。
美しい大自然に、澄んだ空気、
中世時代から変わらない旧市街の町並みなどなど、
アンドラは田舎でのどかな所でした。
静かで安全な場所なので引退後に暮らしている人もけっこう多いそうです。
500年も前から変わらない旧市街の町並み。
昔はここを馬が歩いていたそうです、
昔の国会議事堂です。中にも入りました。
500年ほど前に建設され、つい数10年前までは実際に使われていたそうです。
無税の国アンドラで激安ショッピング?
ここアンドラ公国はタックスヘイブン、つまり税金が非常に安い国です。
とくに、アンドラはすごくて「完全に無税」
つまり、所得税などの税金がゼロで、もちろん消費税もありません。
事前情報では、ブランド品はパリで買うよりも、さらに20%安いという書き込みを見てて、
だったら買値よりも高く日本で売れるから絶対に損は無いよねと思ったわけです。
そこで期待たっぷりで実際にお店に入ってみると・・・
衝撃の結末が。続きはこちら
なぜここに日本人が?アンドラ在住の日本人のお宅を訪問
アンドラに住んでいるガイドさんのお家におじゃましました。
ガイドさんはベルギー人の方と結婚し、パスポートはアンドラ籍、
娘さんはイギリス人と結婚して・・・
ともはや何人でどこの国籍なのかわけがわからない状態です。
静かな場所で、自然にかこまれ、空気もきれいで、
年をとり仕事しないで引退生活するには素敵な場所だなーと思います。
【グルメ】秘密の国「アンドラ公国」のグルメ・レストラン事情
アンドラのグルメ事情について。
お店の数はあまり多くなく、街の中にぽつぽつとあるくらいです。
実際にレストランにいくつか入りましたが、
隣国のフランス料理か、スペイン料理のどちらかのお店が多いです。
山の中にある国なので、自給自足はほとんどできないようで、
海もないからシーフードは輸入、農作物も育つ場所ではないので、
食べ物はほとんど周りの国からの輸送です。
日本でフレンチやスペインレストランにいって
外食するよりはだいぶ安く感じます。
味はけっこう美味しくて、満足できるレベルでした!
アンドラのスペインレストラン
アンドラのフレンチレストラン
もっと詳しいグルメレポートはこちらをチェック
【コラム】世界を見よう!人生の選択肢は無限大!
アンドラを旅をして、もはや国籍なんて
今後はあまり関係がなくなっていくのではと思いました。
ガイドしてくれた方は、
旦那がベルギー人で、自分が日本人、
それでベルギーでも日本でもない
アンドラの居住権を取得して
住んでいるという人でした。
さらに、娘さんは、イギリス人と
結婚したそうで、孫はもはやなに人
なのか訳がわからないような状態です。
日本にいるとこんな人なかなか
会う機会がないです。
日本では、日本人=日本に住む
というのが9割以上で、
しかも、金太郎飴のようにみんなと
同じようにサラリーマンとして
職場と家を往復する日々で
お給料をもらいつつましく暮らす
それも人生の選択肢の1つだけど、
そうではない生き方も沢山あるのです。
複数の言語を使いこなし、
住みたい国に住んで、
稼ぎやすい国で仕事をする
そして、伸びている成長国で
投資をしていく
このような人生のオプションを
持つように私は考えています。
それは、極端な話ですが、
母国の経済が破綻したり、
どこかと戦争になったりという
万が一の危険がおきても
自由に生きていくための
知恵でもあります。
サラリーマンとして
職場と家を往復する日々で
お給料をもらいつつましく暮らす
それも人生の選択肢の1つだけど、
そうではない生き方も沢山あります。
世界を見よう
視野を広げよう
そうすれば、
古い価値観の人には見えない
新しい人生の選択肢が見えてきます。
今閉じ込められている狭い箱の
外にある自由自在な生き方が分かります。
人生の選択肢は無限大です。
[…] 再びバスにのりアンドラをあとにして、バルセロナへと戻りました。謎に包まれた国、アンドラの現地レポートはこちら車で山道を4時間くらい、かなりの長旅ですが、これ以外に移動手 […]