北川です。
私は、単に遊びでぷらぷらと旅をしているだけでなく、
現地に行かないと絶対にわからない生の情報や、
投資の可能性を世界各地で探しています。
遊びでもあり、仕事でもあり、そこに境界線はないです。
スリランカでは一番の都会コロンボで
実際に幾つかの不動産を投資目的で見て回ってきました。
まず、スリランカがどんな国なのかというと、
インドの南東にある小さな島で、6年前に内戦が終わり、
ここ数年で急速に発展している注目の場所です。
国民の豊かさは確実に上昇してて、
わずか5年でGDPは2倍に成長
現状、インドネシアと同じくらい、
フィリピンより少し上にまでなり、
人々の所得や、購買力は急速に上がっています。
それにもかかわらず、実際に現地に足を運ぶと
大型の高級デパートみたいなのは無くて、
全然洗練されていない古くて薄暗いモールがあるだけでした。
正直、行く前はインドみたいな街中ゴミだらけをイメージしたのですが、
市街は想像よりずっと清潔で、ゴミが道端に落ちてたりは無かったです。
しかし、住宅のほとんどはボロボロで老朽化していました。
※この写真の場所は市街の一等地の大通りです。
決して町外れの郊外ではありません。
インフラも全く整っておらず、道路はまだあるものの、
列車は電気ではなくディーゼルで走る、超古くて、
日本では絶対にありえないほど汚いです。
鉄格子や窓は腐食してました。
なぜ、このようになってしまっているのかというと、
20年以上続いてた内戦が国家の近代化をストップさせてて、
その間の時が完全に止まってしまっているのです。
なので、日本で言うと約70年前の戦後の状態が
今でもずっと続いているような感じなのです。
スリランカはまだまだ未開の地です。
未開の地と聞くと、そんな場所危ないとか、
怪しいとか、投資の嗅覚がない人だと感じますが、
未開発だからこそ、これから新しく建物が作られて、
そこに増える人口と、年々上昇する所得が加わる、
この成長プロセスに大きなチャンスがあります。
逆に、日本では成長仕切ってしまい、
人口は減るのに建物は新しく立ててるから、
どんどん空室が増えるという真逆の状況です。
けど、どんなに将来性のある国でも
物件選びとタイミングを間違えると大損します。
上手くやれば未開の地は莫大な不労所得につながりますが、
下手に手を出すと大やけどになるリスクもあるということです。
海外不動産投資をする日本人はとにかく下手で、
すでに華僑などが散々儲けた後の最後になって
遅れて投資をしていたり、
選ぶ物件も高級コンドミニアム(マンション)
を買う人が多いですが、これは全然儲からない
不動産投資なので私は全くやる気がしません。
そこで儲かるのは不動産を売った業者だけですね、
物件を買った人(投資家)にとっては
決していいものではないです。
どれだけ国が成長してても、
物件を間違えれば損します。
まだまだ裏話は沢山ありますが、
不特定多数が読むところでは公表できないことも多いので、
これくらいにしておきます。
何かの機会で直接会った人にお伝えしますね。
今回のスリランカ不動産投資の視察では、
世界的5つ星ホテル「シャングリラ」のレジデンス
をまず見ました。
さすがのハイグレードです。価格は億超えで利回り5%くらいです。
新興国でこの利回りは酷いものですね。
次に見たのは、パキスタン資本のすさまじくクオリティの低い
残念なコンドミニアム(立地だけは最高で駅の真横)
こんな変な形の部屋誰が買うんでしょう・・・
3件目は、そこそこのクオリティ
シンガポールのマリーナベイサンズのデザイナーが携わったコンドミニアム
などなどスリランカで開発中の
不動産を幾つか見て回りましたが、
見た中では惹かれる案件はありませんでした。
焦って変なのを買わないことも、不動産投資では大事です。
じっくり来るべき時を待ち、吟味を重ね、いざという時だけ動く
それが成功する投資家のパターンですから。
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私も北川サンのお伴ができる日を楽しみに!