私たち人間の脳は
自分の価値観を信じ込もう
とする特性があります。
色んな情報がある中で、
「やっぱり私の考えは正しい」
そう思える、証拠になるような
ことを自動で探してしまうものなのです。
たとえば、
「金持ちは不幸になる」
っていう迷信があって
それを信じている人がいます。
その人がお金持ちの人の
スピード離婚を目にしたら、
「あーあ、お金持ちだから
すぐ離婚してしまって、
やっぱり不幸になるんだな」
とか思う訳です。
でも、実際には貧乏な人
だってスピード離婚はします。
お金が無いせいで、喧嘩になったり
離婚の原因になったりもします。
にもかかわらず自分の価値観を
信じたいために、お金持ちだから
すぐ離婚して不幸になったと
勝手に思い込んでしまうのです。
すべてはえこひいきの目で
自分の都合のいいように解釈
をしてしまう、それが私たち
人間の脳の作りなんですね。
で、この脳の機能を意識しないで
流されるままに生きてたら、
「自分が見たいものしか見ない」
という極めて小さな世界でしか
生きられない盲目な人になって
しまうので注意が必要です。
新しい価値観を受け入れず、
成長もしなくなり、人としての幅が
1ミリも広がらなくなります。
私たちはどうしても自分が
信じているもの、共感できることに
しか目を向けない傾向にあるのですが、
それを“自覚”し、意識的に
逆のアクションをとる
つまり「自分が絶対に正しい」とか思わず、
共感できないことでも素直に耳を傾けることで、
人間としての幅や器が広がり、1つステージ
をあげることができると思います。
結局、今まで見てきた世界、今までの考え方
に固執していたら、経済的にも、人間的にも
永久に次のレベルには進めませんからね。
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